2007年6月24日日曜日

足痛っ!!九州旅情2007 ~その5 有田陶器市

やっと今回で最後になる。かなり引っ張りすぎだがこれをしないと前に進めないと勝手に思い込んでいる。
さて、空は綺麗な鉛色、空から命の源が降り注ぐ中、疲れきった足を引きずりながらしかしテンションは高く本日の唯一にしてこの旅最大のイベント、有田陶器市に出発した。
まあ、日本最大と謳うだけあり、それはすさまじい規模だった。
田舎の電車では一駅の間隔が都会のそれよりはるかに長い。この有田陶器市は、有田町駅から上有田町駅までにおびただしいと言って差し支えない数の店が軒を連ねていた。
途中に数箇所の休憩所とイベント会場を備え、迷子センターや臨時の小包発送所まで備えてある。
これはもうかなり手馴れた状態なのだと改めて理解した。
そしてこの陶器市には道にゴミ箱がない。飲食物を売っている店はかなりあるが、時としてそこにすらないのである。これはゴミ箱を設置した場所がかなり悲惨な状況になった事があるかであろう。しかし買ったお店に無いのはいかがなものかとは思った。
当然ノープランで歩き回った我々は体力を消耗して、最後まで歩くなんてことは放棄した。
折り返し地点を設定しなければならない。結局私が仕事柄知っていた香蘭社を見てから引き返すという案が採用され、そこまで各自思い思いに店を回り物色、買い物を楽しんだのであった。
当然私が買う時には値切りをしたのは言うまでも無い、というより基本で
あると思っている。似非デジタルカメラマンから言わせると、恐ろしいそうだが。
雨も本降り、時間も5時を過ぎて陶器市は終わった。
ところが我々はまたも失念していた。この祭りの客の大半が一度に帰りの電車に乗るということをである。
電車が来る前に駅弁として購入した焼きカレーと鳥丼を駅のホームで食べ(マナー違反は承知だが、ここで食べないと電車内に持ち込むのはもっとマナー違反である)帰りの電車は1時間30分以上立ちっぱなしであった。
買った陶器、荷物を更に個人的であるがカメラを抱えてホテルに戻る。荷物を置いて凝りもせずに歩いて中州へ。雨が強く屋台は少ない。気がついたら路地裏を歩いていた。
予定を変更してモツ鍋を食らう事にする。
醤油ベースのモツ鍋は十分に旨かった。馬刺しも旨かった。店の名前は忘れた。
そうしてまた「SASUKE」でぐでぐでに飲んで最終日を迎えることとなる。
最終日、北海道組は飛行機で早々に帰っていった。友よ、また会おう。
ハイパーエンジニアと私は太宰府天満宮を目指して再びJRに乗った。
ここで鉄道に明るい人ならお分かりになると思うが、JRで大宰府に行くのはわざわざ遠回りを楽しむものである。
大宰府最寄の駅で降りてそれにようやく気づいた我々は迷いながらも西鉄に乗り換えて何とか大宰府へ。当然大宰府で撮影をするがここで私は大きなミスを犯した。昨日、あまりの疲れからフィルムを巻き戻したまま撮影を行うという前代未聞の行為をしてしまった。
途中で気がついたからよかったものの、今後気をつけたいものである。
明太子を買って大宰府を後にしてハイパーエンジニアとは博多駅でお別れ、CONIOっちにスタバのタンブラーを買う。帰りの新幹線までなぜか本屋で延々と立ち読みをする羽目になる。それもこれも降り続く雨の所為である。
そして帰路につく電車の中で隣のおばあちゃんがホームの子供や孫と笑顔で話をしていた。おばあちゃんの席は通路側だったが、ここは似非紳士の私が席を譲ってあげることとした。
一人になっても駅弁を食らい、ビールを飲み続けることには変わりなく、自宅に着いたときにはすっかり明日の出社を嫌がる自分がいたのでした。
来年は広島か仙台か、そもそも参加できるかが謎ではある。
写真焼いて、アルバム作らなきゃ。フィルムのスキャンが大変だ。

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